セキスイハイムBJ平屋建築日誌

セキスイハイムBJ平屋建築日誌

スマートハイムナビの計測点

ここ数年は「見える化」というキーワードをよく聞く。

仕事の経過や、結果をわかりやすく表現するといった内容から、資源の消費量まで、多様なものがあるようだ。

自分の職場も「見える化」というキーワードで、電力や複合機の使用量計測、データ化、グラフといったソリューションが入ってきている。

我が家もスマートハイムナビというHEMSが入る。HEMSというのは、ホーム・エナジー・マネージメント・システム の略語らしい。オール電化であれば、電力量が主なホーム・エナジーとなるので、どれくらいのエネルギーを消費しているのか、どの装置が電気を消費しているのか管理できることになる。

会社に入る電力の管理システムは、900Mhzの無線を使って計測点(コンセント等)から情報を集めるらしい。恐らくスマートハイムナビも同じ周波数帯を使っているだろう。

パソコンやスマートフォン、タブレット端末で導入が進んでいる無線LAN(Wifi)は主に2.4GHz、5GHzを使うので干渉の問題はない。900MHzといえば、最近ソフトバンクさんが周波数割り当てられている。周波数は干渉の問題があるから有限の財産ともいえる。

さて、「見える化」だが、当初、ハイムナビの計測点は設計士さんにお願いをした。有効に計測するには、回路図がないと分からないのでお願いをしたのだけど、いただいた計測点はイマイチ気に入らない。使う予定のないエアコンも計測点に入っていたりする。

結局、設定できる計測ポイントをすべて出していただき、自分で決めることにした。

計測点は仕様上8ポイントと限りがあるようだ。

それで、以下のポイントでお願いをしたけど...結果をもらってなかったな(^^;

5.(21)快適エアリー用200V
6.(20)床下換気扇用エアーファクトリー
7.(22)IHヒーター
8.(9)家電収納用
9.エコキュート?は計測できますか?出来ない場合はランドリー用
10.(1)キッチン
11.(2)リビングダイニング
12.(6)子供室

施主検査で、自分の要望が図面に反映されていないのが分かったので、引き渡しの時に結論がわかるだろう。

計測点の考え方だけど、エアコンはエアリーに頑張ってもらうつもりで使用頻度が少ないので外した。代わりに1年中動いてそうなエアーファクトリーやエコキュートをいれている。他に使用頻度が高い壁コンセントやキッチンを選んだ。

HEMSの結果が楽しみだ。

外構造の問題点:テラス屋根とケーブルとりいれ口

外構を検討していて、またまた問題点が...。

テラス屋根を取り付けたい壁に、電気や通信ケーブルの取り入れ口がある。
電気はすでにはいっていて、これから光ケーブルの引き込みが必要だ。

まだ検討中だが、その場所にテラス屋根をつけた場合、脚立等をたててケーブル挿入工事がとても困難になる。つまり、光ケーブルの挿入を先にやらねばならない。

それに気付いて、光通信サービスの申し込みをしたが、提供エリアだけど、設備が足りず、工事日がすぐには決まらないとのこと。外構は5月スタートと考えていたので、4月には光を入れて欲しいのだが....(--;

当初、問題となっている壁には、テラス屋根をつけるつもりはなかった。しかし、家の位置が決まり、外構を検討した結果、テラス屋根が欲しいと思うようになった。

この問題も外構を後回しにしたツケである。たとえ光ケーブル挿入後、テラス屋根をつけても、引き込み線の付け替え等の工事は困難になる。かといって、そこにテラス屋根をつけないのは、軒がないので気にいらない。セキスイハイムBJの軒がないのは覚悟の上だったが、テラス屋根でなんとか対応する事にしていたので、これも悔しい状況になった。

何度も書いていることだけど、外構は最初から検討される事をお勧めします。

外構の見積もり価格

外構は、セキスイハイムさんと、グランド工房さん、2社で検討した。基本的な要望をまとめて見積もりをお願いした。基本的な要望というのは、最初にやっておきたい最低限の内容だ。ウッドデッキや倉庫、テラスも欲しいが、予算的に一度にやるのは難しい。

当初、セキスイハイムさんは150万で見積っていた。その金額の範囲でなんとか最低限の事が出来ないか考えてみたが、とても足りなかった。いわゆる「予備費」を外構に使うことになった。

見積もりの金額は....

セキスイハイムさん 約290万円
グランド工房さん   約220万円

単純には比べられないが、70万円ほどの差がある。グランド工房さんの見積もりでも予定より70万アップ。とても厳しい。予備費で購入を考えていた電化製品や家具は、来年度のボーナスや嫁さんのパート代を充当するしかなさそうだ。

グランド工房さんは、エクステリア設計専門のBさんが細かく要望をヒアリング、現場を調査し図面を書いて提案してくれた。

当たり前の事かもしれないが、御近所さんの外構をみて、例えば、となりが常緑樹なので、ここは落葉樹がいいでしょうといった提案もしてくれた。ちょっと気取ったアクセントも設計してくれている。基本的な設計にプラスアルファがあるのはとても嬉しい。

まだ契約をしていないが、セキスイハイムの現場監督さんとも打ち合わせしていただき、細かなところも確認してもらっている。

自分らで家の周りをみて、気になる点は写真に撮り、打ち合わせの際はipadで表示してBさんに意見を求めたり、設計に反映してもらっている。

よろしくお願いしますよ!Bさん!

居住地域の自然災害リスクを知る

居住地域を決めたり、家の保険を考える為には自然災害のリスクも把握しておくと良いと考える。

私の場合、居住地域は決まっていたので、家の保険の保障範囲を決める上で参考になったWebサイトがあった。

国土交通省のハザードマップポータルサイト

主に自治体が公表している自然災害情報を、わかりやすく整理しリンクを貼っている。

自分が家を建てる所は、昔から床下浸水程度の水害があったが、最近は治水が進んだせいか発生していない。不安な点は釣川の氾濫だったが、宗像市が公表している浸水マップを見る限りは安全地帯のようだ。

自治体の情報も良いが、その地域に昔から住む人に尋ねてみるのもよいと思う。

完成見学会の様子

営業のMさんから完成見学会の様子をメールでしらせてくれた。

二日間で22組。20組目安だったらしいので、平均的な数のようだ。

施主検査が完成見学会の前日だったので、家の周りに、見慣れたあべひろしさんの旗がたくさんはためいているのをみて、笑ってしまった(^^; 写真とっておけばよかった。

見学者の方から、収納の多さと、LAN配線は良いですねと言われたらしい。収納はセキスイハイムのスタッフの方が頑張って設計されたので良いのは当たり前だと思うが、自分で要望を出したLAN配線を褒められたのは嬉しい(^^;

LAN配線はリビングのちっちゃな収納からスター状にのばし、LAN機器は収納の中に隠す予定なので、表にでるものは電話と無線LANアクセスポイントくらいになる。熱がどうかなと思ったが、下の隙間から風は入りそうなので恐らく大丈夫だろう。

収納は各部屋にたくさんとってある。小さな家なのでWCのような大きな収納は無い。玄関収納が大きいのが目立つくらいか。片付けの基本は収納が近くにあることらしいので、我が家は恐らく合格だろう。それに嫁さんの方針で殆どが戸のついた物が隠れる収納だ。

このWebサイトのチラシも配っていただいたようだ。

営業のMさんから、このWebサイトをみて「色々と反省しました」とメールが来た。ちょっと手厳しい事も書いてしまったのかな...と思ったが期待をこめた率直な意見であり、次に家を建てる人に気をつけてほしい点だと考えるので、すこし意識して厳しく書いているところもある。

それに、営業のMさん、また彼を支えてくれたスタッフを十分に信頼できると考えて、家の契約をしたが、今でも良い家作りのパートナーだと考えている。

初めて建てる家なので、本当によかったのかどうか分からないでしょと思われるかもしれない。でも、「モノ」を作る(ビルドする)人間として、セキスイハイムのスタッフ、協力会社の方の仕事をみると、十分良い品質のものを作っていただいたと感謝している。

税金や火災保険

家の引き渡しが近いので、火災保険と税金について、きちんと考えることにした。

まず最初に、セキスイハイム九州の管理課Hさん、とても分かりやすく詳細な説明をメールでいただきました。感謝です。無駄を省いた分かりやすい、実例を交えた文書にちょっと感動してしまいました。自分も書く時は気を引き締めなければ...(^^;

教えていただいた内容を要約すると

(1)税金関係

 年度内ぎりぎりの引き渡しなので、長期優良住宅の優遇施策適用について確認しました。

 ・免許登録税
  年度内までに保存登記をやれば適用される。しかし評価額と税率を考えると微々たるもの....

 ・不動産取得税
  優遇施策の評価額1,300万を超えなければ税金はかからない。我が家はちっちゃいので取得税はかからなさそうです。

 ・固定資産税
  年度内取得(引き渡し前の大安日が取得日)で手続きするので、税率半額が5年間適用される。

(2)火災保険

 ・軽量鉄骨だが、構造体の耐火被覆までやってないので木造扱い

 ・私の勤務している会社では、福利厚生で火災保険をつけてくれるので、それで十分。
  (持家者に対する火災共済付保) と書けば会社名がバレそう(^^;
  でも、これは職場の総務担当に聞いても知らなかったので認知度低いみたい。

 ・ちなみにセキスイハイムオーナーズ保険以外でも、いくつか確認したが、サービス内容と見積もりを考慮した場合、オーナーズ保険も比較的コストパフォーマンスは良い。
 ・オーナーズ保険の場合(他も一緒だと思うが)長期の保険にすると割安になる。

施主検査

仕事でも、システムの検査を行うが、家の検査は初めての経験だ。

検査は手順書とチェックリストを元に実施するが、今回もグーグルの検索を使って色々な人のWebサイトの情報を参考にさせていただいた。

現場で監督Uさんに「どんな手順でやりますか?」とお尋ねしたが、「どうぞご自由に」ということだったので、雨の前に外周りからやっつけることにした。私は外構をセキスイハイムさんに頼んでいないので、家の外壁や基礎、雨樋、外の設備の目視点検をした。

1.外周り
 ・基礎の目視
 ・外壁の目視
 ・雨樋の取り付け状況確認
 ・雨水枡や汚水排水口の確認
 ・外部設備(エコキュート、エアリー)の配管、配管口の確認
 ・ポーチの水平確認

2.家の中
 ・ドア、窓の開閉確認
 ・クロス、フロアの目視
 ・収納の棚取り付け確認
 ・床や机の水平確認
 ・トイレや風呂、台所で水を流して確認
 ・照明のスイッチ確認
 ・カーテンレール取り付け確認
 ・電気設備やスマートハイムナビの設定ポイント確認
 ・床下の確認

殆ど指摘する事項はなかったが、収納のドアの調整とスマートハイムナビの設定ポイント誤りをお願いした。

施主検査では、どちらかというと、設備に対する興味を満足させるのが主となった(^^;

床下は、でかい配管がのたうちまわっており、床下での補修作業は大変そうだ。



1種換気システムは三菱製だとわかった。快適エアリーが長府製なので、組み合わせて開発したのはハイムさんってとこなのかな。



エアリーの空気口は、虫よけの網がはってあるが、もうちょっと細かい網をはった方がいいかもしれない。



畳は、やっぱりフローリングみたいな薄いものだった。藁床の快適性は過去のものなんだろうか。

収納の種類(収納前の写真付き)

施主検査が終わった。施主検査の内容は別途記事にすることにして、収納について書いておく。

提案時、収納は、主に「上棚収納」だった。生活スタイルによって収納の種類は変わるので、当然施主がきちんと考える必要がある。それで、セキスイハイムさんのインテリアスタイルカタログを見ながら決めるが、物が収納してある写真だけで、空の状態の写真が無い。

物が入っている写真も大事なのだけど、空の状態の写真もあれば、もっとイメージがわくのかなと思って記事にしておく。

残念ながらカメラを忘れたのでipod touchの不鮮明な写真になる。

(1)上棚収納



収納の中では一番価格が安い。理由は簡単で、材料費が少なく施工工数が少ないからである。棚の所には必ず補強がはいるそうだ。

(2)吊りハンガー収納



上棚に「吊りハンガー」がついた収納。カタログでは分かりづらかったが、吊りタイプのハンガーが入っているだけ。これくらいだったら、上棚に自分でちょっと工夫も出来たかもと思った。価格は上棚よりいくらだったか忘れが、確か5000円くらいアップしてたとおもう。このハンガーが5000円...と思うと悔しい(^^;

(3)布団収納



布団用に通気を考えた金属製の網が棚となった収納。嫁さんが1段目が高い...とひとこと。身長155cmの妻が布団の出し入れする場合、上の方が届かないです。可能かどうかわかりませんが、棚の位置は発注前に希望を言っておいたほうがよいでしょう。

(4)コンテナ収納



固定の棚があるコンテナ収納。重たいものでも耐えれそうです。でも写真のように浅い収納だと、小さなコンテナしかはいらず使い勝手わるいかも...(^^;

フロアコートの施工場所

フロアコーティングの施工場所についてまとめていなかったので、この記事に書いておく。

フロアコートをどこに施工するかは、それぞれ考え方はあるだろうけど、セキスイハイムさんは、収納の中まで施工するよう見積もってきた。他の会社は収納の中は見積もり面積に入っていない。

セキスイハイムさんに尋ねたら、上吊戸の収納は、フロア材がそのまま連続してくるので、施工した方が見た目がよいとのこと。つまり、施工の境界線が見えないから良いだろうという発想らしい。営業さんに尋ねたら、トラブルになった事があったそうで、それ以来収納の中まで施工するよう提案しているとのこと。

我が家は以下のように施工場所を指定した。
・LDK
・洋室
・廊下、玄関
・収納(ただし、上吊戸で、フロアの境目がないところ)

トイレと洗面所はフロア材自体に防水等の処置があり、フロアコートに適さないと聞いたので外した。他の会社の見積もりも最初は入っていなかったので、この判断はおそらく問題ないと考える。

また、ハイムさんの見積もりは上吊戸収納以外の場所まで見積もりに入っていたので、外してもらった。もしセキスイハイム九州さんにフロアコートの見積もりを取られる際は、施工場所をきちんと確認する事をお勧めする。

シリコンフロアコートの見積もりは1m2あたり2,600円。総額はインテリアの見積もりに書いている。