セキスイハイムBJ平屋建築日誌

2014年12月の記事一覧

家のレビュー(収納)

我が家の収納は多い。営業のMさんに収納が欲しいと言ったら、色々とアイデアを出して間取り図面に反映してくれた。

セキスイハイムでは営業の人が間取りを考えるようだ。営業のMさんは、私たちの難しい要望もアイデアを考え設計者に確認しながら作業をすすめていたようだ。

●収納の配置

特に要望した訳ではないが、各部屋にはかならず収納がつく。後から気付いたのだが、部屋が片付くには身近に収納があるのが大事で、部屋で使うものは基本的にその部屋の収納にしまう。そうすると、部屋が片付く。我が家はおそらく部屋は片付いている。(収納の中と子供部屋はそうでもない)散らかっているとイライラする嫁さんの心の安定に一役かっている。

●作りつけの収納

新聞のチラシで新築間取りを見ることがある。リビングをすこしでも広くしたい為か収納がないものもみかける。後からボードや整理タンスを付けるのかもしれない。しかし後付けの収納家具は背面や隙間に埃がたまるのだ。後付けは自分の好みのものをゆっくり選びつつ取り付けれるメリットはある。しかし、埃やカビはアレルギーを持っている人には大敵だ。我が家は作りつけの収納がほとんど。見た目もすっきりするし、埃対策としても有効なのは実証中である。

●リビングの壁面収納

リビングの壁面収納は、奥行きを短く、そして壁面いっぱいに広くしている。リビングでは細々としたものを使う事が多く、たとえば文具や薬等。それらを取り出しやすく整理しておくにはとても有効な収納となった。もし次に家を建てる事があっても、リビングには壁面収納を付けるだろう。

壁面収納外見


壁面収納の中身


●電話台収納
我が家の通信機器を電話台収納に集約している。ハブやルータ、そしてこのWebを公開している自宅サーバ(ノートPC)だ。
家のほぼ中心にある電話台収納に光ファイバが入り、そこからLANおよび銅軸ケーブルが各部屋に伸びている。また、無線LANのアクセスポイントもここにある。
埃を呼び寄せる電子機器が収納の中にあるメリットは大きい。おかげで嫁さんからも叱られずにすんでいる。

収納の中に電源コンセント、情報コンセントがあり、機器が集約されている。収納に戸があるので埃も比較的すくない。(まったくない訳ではない)


電話台には収納内部からケーブルだけを伸ばし、電子機器の充電端子、電話、無線LANのアクセスポイントがある。ケーブルの余長が収納内にあるのですっきりする。


電話台収納の外観。掃除もしやすい。


●玄関収納
釣りが趣味なので、釣り道具がとにかく多い。釣り竿だけでも何本あるか分からない。リールやルアー、小物もとにかく多い。それらを外に置いておくと、釣りの準備がおっくうになる。また、片づけも面倒だ。釣りの後はヘトヘトになっているので、道具を洗浄した後に綺麗に整理して収納すればよいが、それも辛い。また次に同じ魚種、釣法の釣りにいくとき、一時的に持ち出す道具一式を置く場所も必要だ。しかしそれらを嫁さんの目のつくところに置いておくと、頭にツノが出てくる事は想像できる。玄関収納とテラス屋根付きの濡れ縁がそれらをすべて解決してくれた。

玄関収納の中。乱雑だけど、隠れていれば、嫁さんのイライラはかなり軽減できる。私は個人用の部屋がないが、この収納と外の倉庫は比較的自由に使える。

家のレビュー(屋根)

屋根といえば、三角屋根に瓦。日本風にするなら軒を出す。自分もこれをイメージしていた。

セキスイハイムの鉄骨系は、ドマーニで三角屋根が選べる。屋根裏部屋や吹き抜けもつくれる。自分はドマーニに手が届かなかったのでBJの平屋根を選ばざるをえなかった。ドマーニの屋根裏部屋は暑くなるそうだ。完成見学会の時に屋根裏部屋に上ったが暑かった。

家を検討しているとき、積水ハウスの営業の方から、平屋根の欠点を言われた。ゴミが溜まりやすい、雨漏りする、空気の層が薄くなるので暑くなると。自分が思うにBJ平屋根の欠点は軒が作れないことだ。積水ハウスでは1m軒を出す事が出来るといわれ、かなりぐらついた(^^;。セキスイハイムBJに決めて、これをフォローするために、テラス屋根をつけた。ゴミがたまるのは三角屋根も同じで、雨トイの掃除は必要だ。暑いといわれたが、そんなことはない。建築士の知人に言わせれば、雨漏りしない屋根はあり得ない。つまり三角屋根だろうと平屋根だろうと、雨漏りはするということだ。今のところ平屋根でも雨漏りの痕跡はない。

軒は、雨やお日様の影響を軽減することができる。壁の温度が下がれば涼しい。雨が降っても強風でなければ窓を開けることができる。窓ガラスの汚れも軽減できる。メリットが多い昔ながらの日本人の知恵だ。

セキスイハイムBJに決めたので軒をあきらめ、主要な場所にテラス屋根をつける事により軒のかわりとした。各部屋の窓にはかならずテラス屋根がついている。すべての窓ではないにしろ、これでかなりよくなった。

屋根材は、ステンレスにした。メンテナンスフリーが魅力だ。音がする等欠点を言われたがとくに気にしたことはない。欠点といえば、お日様が上がっている間に屋根に上ると鉄板が熱い、冬は冷たい。初期コストが高い(たしか+20万以上だったと思う)
部屋が暑くなるのでは?と危惧もしたが、太陽光発電の板が覆っているのと、断熱材のせいか暑くもない。ふつうの三角屋根とさほどかわらないという印象だ。


平屋根のメリットをあげてみよう。
・屋根に上りやすいのでメンテナンス(ごみ掃除)が楽
・太陽光発電の効率が良い
 黄砂がふるので、時々屋根に上ってパネルを掃除している。

デメリットは
・屋根裏収納、吹き抜け等スペースがない... くらいか
BJでは、一部傾斜屋根をつけて屋根裏収納や吹き抜けに
利用できる。

屋根材はステンレスにした。プラスチック系も選べたが、耐久性を考えて
ステンレスにした。デメリットとしては、屋根に上った際に熱い、冷たいくらいか。

デザインでは....どうしても、周りから浮いてしまうのは否めない。
つまり目立つということだ。どこどこへんの平屋根の家といえば、間違えられる事はすくない。

平屋根は上りやすいメリットが一番のお気に入りだ。まだテレビアンテナはつけていないが、DIYでつけるのも素人でもなんとかなりそうだと思ってしまう。掃除も気軽にできる。年をとると傾斜でバランスをとるのがむつかしくなるというのは釣りで散々思い知らされてきた。つくづく平屋根でよかったと思う。

家のレビュー(外壁)

家を建てる際に悩んだ外壁。

SFCボードそのままにするか、磁器タイルを貼るか。

耐久性はカタログスペックではどちらも優秀だが、磁器タイルの重厚さは捨てがたい。

しかし磁器タイルはコストが高い。ちっちゃな我が家でもたしかプラス80万以上といわれた。

磁器タイルにする事を決めたのは、ドマーニの完成見学会だった。あくまでも見た目がよくなる事で決めたのだった。

営業のMさんに磁器タイルにしたいと話をすると、色限定でサービスでしますという話になった。平屋でSFCボードのみにすると外観がイマイチになるのでタイルを営業せよと会社からお達しがあったらしい。磁器タイル外壁もセキスイハイムに決めた要因のひとつだ。

タイルの色を変えて外壁に絵をかきたいと嫁さんに言ったら一笑に付されたのが昨日のように思いだされる。

磁器タイルの良さは外観もあるが、親水性を利用した自動クリーニング機能だ。

仕組みはよく理解できないが、雨で汚れを洗い流してくれるらしい。半信半疑だったが、この効果は絶大だ。

通行量が多い道の傍なので、サッシの汚れがひどい。車もすぐに汚れる。車の汚れは嫁さんがかなり気にしている。しかし外壁は汚れが目立たない。

定期的にケルヒャーの高圧洗浄機でサッシや網戸を洗っているが、外壁を洗う必要はない。

サッシは真っ黒に汚れているので、高圧洗浄機で気持ちがよいくらい汚れが落ちる。しかしその周辺の外壁は綺麗なものである。

デメリットは、外観であろう。メリットとして外観をあげたが、デメリットにもなる。平屋、平屋根とタイル外壁を組み合わせたら....重厚すぎて事務所に見えてしまう。外壁カラーをブラウンにしたせいもあるだろう。しかし白系にしても、この組み合わせでは事務所になるのかも。

営業のMさんがアクセントとして一部傾斜屋根を提案してくれた。最初は無駄なものと思っていたが、今となっては、「おしゃれな事務所」としてよいアクセントになってくれている。欲をいうなら、傾斜屋根に吹き抜けと採光用の窓をつければよかった。傾斜屋根がなければ、本当に外観は事務所だった。

見た目だけでいうなら、三角屋根の方が外壁および景観にマッチするだろう。
(しかし実用的なのは平屋根である)