セキスイハイムBJ平屋建築日誌

2012年3月の記事一覧

収納の種類(収納前の写真付き)

施主検査が終わった。施主検査の内容は別途記事にすることにして、収納について書いておく。

提案時、収納は、主に「上棚収納」だった。生活スタイルによって収納の種類は変わるので、当然施主がきちんと考える必要がある。それで、セキスイハイムさんのインテリアスタイルカタログを見ながら決めるが、物が収納してある写真だけで、空の状態の写真が無い。

物が入っている写真も大事なのだけど、空の状態の写真もあれば、もっとイメージがわくのかなと思って記事にしておく。

残念ながらカメラを忘れたのでipod touchの不鮮明な写真になる。

(1)上棚収納



収納の中では一番価格が安い。理由は簡単で、材料費が少なく施工工数が少ないからである。棚の所には必ず補強がはいるそうだ。

(2)吊りハンガー収納



上棚に「吊りハンガー」がついた収納。カタログでは分かりづらかったが、吊りタイプのハンガーが入っているだけ。これくらいだったら、上棚に自分でちょっと工夫も出来たかもと思った。価格は上棚よりいくらだったか忘れが、確か5000円くらいアップしてたとおもう。このハンガーが5000円...と思うと悔しい(^^;

(3)布団収納



布団用に通気を考えた金属製の網が棚となった収納。嫁さんが1段目が高い...とひとこと。身長155cmの妻が布団の出し入れする場合、上の方が届かないです。可能かどうかわかりませんが、棚の位置は発注前に希望を言っておいたほうがよいでしょう。

(4)コンテナ収納



固定の棚があるコンテナ収納。重たいものでも耐えれそうです。でも写真のように浅い収納だと、小さなコンテナしかはいらず使い勝手わるいかも...(^^;

フロアコートの施工場所

フロアコーティングの施工場所についてまとめていなかったので、この記事に書いておく。

フロアコートをどこに施工するかは、それぞれ考え方はあるだろうけど、セキスイハイムさんは、収納の中まで施工するよう見積もってきた。他の会社は収納の中は見積もり面積に入っていない。

セキスイハイムさんに尋ねたら、上吊戸の収納は、フロア材がそのまま連続してくるので、施工した方が見た目がよいとのこと。つまり、施工の境界線が見えないから良いだろうという発想らしい。営業さんに尋ねたら、トラブルになった事があったそうで、それ以来収納の中まで施工するよう提案しているとのこと。

我が家は以下のように施工場所を指定した。
・LDK
・洋室
・廊下、玄関
・収納(ただし、上吊戸で、フロアの境目がないところ)

トイレと洗面所はフロア材自体に防水等の処置があり、フロアコートに適さないと聞いたので外した。他の会社の見積もりも最初は入っていなかったので、この判断はおそらく問題ないと考える。

また、ハイムさんの見積もりは上吊戸収納以外の場所まで見積もりに入っていたので、外してもらった。もしセキスイハイム九州さんにフロアコートの見積もりを取られる際は、施工場所をきちんと確認する事をお勧めする。

シリコンフロアコートの見積もりは1m2あたり2,600円。総額はインテリアの見積もりに書いている。

ハイムさんの施工品質

最近自社のシステムを、協力会社に発注した。

基本的な設計を自社で実施、詳細設計と施工、施工管理を協力会社に頼んだ。「優秀な施工管理技術者もいます。まかせてください」とは営業の弁。あとはお任せ....と思ったが大きな間違い。

発注する前に、畑違いかな...と思わない部分もあった。その不安を営業に話しをすると、同じく「任せてください」との弁。まぁ、自分が知らないだけで、そこもコントロールできる技術者いるんだと思っていたが、自分が甘かった。(--;

下請けのコントロールも自分らがやらねばならない。おいおい、俺らは客だぜ。優秀な施工管理技術者は会わせてもくれない。荷物搬入も、台車と人足まで客頼り。おいおい....安い金額で発注した訳じゃないんだぜ。施工検査はまだ後だけど、ちょっとチェックしただけで、基本設計と合っていない部分見つかるし。誰が施工管理してんだ?客が確認する前に誰かちゃんと確認しとけよな。

まぁ、2度とお付き合いしたくありません。下請けの会社さんは、きちんと働いてくれていました。元請けさん、何をしてくれたんでしょうかね。

すみません。仕事のグチでした。

でも、同じ発注側として、ハイムさんの仕事と比較してしまうわけですよ。

人間なので、設計ミスもあります。でも施工中に発見した設計ミスも、お客様にきちんと説明して、代替え案から再施工まで責任もってやってます。当たり前のことなんですけどね。ハイムさんは今のところきっちりやってくれます。

施主が家の確認にいったら、監督さんもスケジュールを合わせてお付き合いしてくれました。自分の細かい突っ込みも、監督さんみずからきちんと説明してくれます。当たり前のことなんですけどね。でも当たり前の事がきちんとやれるのは大事なことです。

ハイムさんとはかかわりのない外構屋さんも、「ハイムの現場は整頓されていていいですね」と言ってました。整頓された現場は仕事も綺麗な場合も多いんですよ。

ちなみに、自分らも元請けになった場合は同じです。「信用」は大事なので。だから厳しい目で仕事を見ることができます。

今週末は施主検査です。2週間に1度くらいしか家を見てないので、どのくらいきっちり仕事をしていただいているか楽しみです。

インテリア発注金額

インテリア関係は引き渡しより一カ月前くらいに発注するらしく、色々と変更をかさねてようやく決定した。

だいたいネット等で確認できるものは金額を調べたが、少し高いくらいでおさまっていたようだ。

参考までに金額を書いておきます。

(1)ダウンライト 約12万円

 殆ど蛍光灯ですが、一か所だけLEDにしています。LEDの方が段階的に明るさを変えれるとか、そんな理由だったと思います。和室の出入り口でトイレにいくさいにほのかに明かりがあればいいと思い採用しました。
 これは値引き一切なしでした。

(2)その他照明 約6万円

  ペンダントライトの価格です。別途購入してもよかったのですが、嫁さんが特に「余所で買いたい」と言わなかったので、ハイムさんにお願いしました。定価の半額です。市場価格よりすこし高めかもしれませんが、気になるほどでもありません。

(3)カーテン 約18万円

  オーダーカーテンになるので、余所とは比べていません。

キッチントール450の窓を多く採用したのですが、そこをすべてロールスクリーンにすると、とても高くなるので、レール、ドレープ、レースカーテンをつけてもらいました。レール取り付けはサービスのようです。

 見積もりでは、約3割引きぐらいになってました。

(4)空調設備 約9万円(隠ぺい配管のみ)

  外構工事で室外機が邪魔になる事が判明し、外構後に取り付けをお願いしていましたが、工期が空くとハイムさん側に問題があるとのことで、自分たちで調達することになりました。4か所隠ぺい配管しましたが、1か所はエアコン取り付け位置にミスがあり、場所を移動した事からサービスで施工しておきますということになりました。

  エアリーありますが、とりあえず全室エアコンが取り付けられる準備しました。

(5)フロアコーティング(シリコン) 約14万円

  1m2あたり2,600円です。当初見積もりでは、収納まで施工面積に入っていましたが、はずしてもらいました。 

他社見積もりとの違いは
 施工面積  他社 < ハイムさん
 施工単価  他社 > ハイムさん
 トータル   他社 = ハイムさん

 みたいなかんじでしたが、ハイムさんの方が安心感があるのでお願いしました。

家を建てるまでのプロセスまとめ

セキスイハイムにて、家を建てるプロセスをまとめてみた。この記事は随時気がついた時点で編集する。


1.検討~契約

期間: 2011年9月~10月

 主に以下に書く項目を決める段階。

 ・家を建てる場所

  自分の場合はすでに決まっていたのでノウハウありませんが、土地の制約には悩まされました。

 ・どんな家を建てるか

  家族構成や、建てる年齢でかわってくることだと思います。私は子育ては終わっていませんが、年齢的に子育て後の方が家を使う時間が長いと考え平屋にしました


 ・誰に発注するか

  設計士さんに頼んだり地場の工務店、ホームメーカー等、選択枝は多岐に広がります。私は均一な商品を望んでホームメーカーにしましたが、その場合数社競合させた方が色々な面で良いです。土地の建築条件付きというのもありますが、同じ開発地域にも数社のホームメーカーが入ってきている事もあるようなので、土地を含めて競合もありだと思います。

  私の場合は、エクステリアは別途専門の会社に発注しましたが、発注者を決める段階で、専門の会社と話をすればよかったと後悔しました。当初はセキスイハイムさんと話をしていましたが、最後まで専門の方と話す機会はありませんでした。

  インテリアも拘りやコストダウンを考慮するなら、別途カーテン専門や照明専門の会社を検討するのもありだと思います。ダウンライトはさすがに難しいですが、ペンダントライトは選択肢も広がり安くなる可能性もあります。

2.契約~工場発注
期間: 2011年11月~12月

 契約時点で主な仕様は決まって、契約後細かな仕様を決めていく。工場発注までは、営業さん曰く「納得いくまで検討できます」と言われるが、営業さんは一人の客に縛られる訳にもいかないし、発注者も時間的制限もあるだろう。できれば、発注先を決める段階で、決めれる事は決めた方が交渉も楽だし受注側も真剣さが違うはずだろう。

 契約後は、家の位置を決めたり、家の内部電気関係を細かく決めていくが、家作りのプロでもミスがある。施主はそのミスを見つけたり、細かな仕様を確認、選択する作業に時間がかかる。

自分たちが行った確認作業は以下の通り

 ・カタログを見ながら、ドア、収納の種類をすべてチェック
 ・ドアは、採光を考えつつ、種類が妥当かどうかをチェック
 ・収納は使う場面を考え、その収納の種類で良いかチェック
 ・当然、種類によって金額が変わってくる。

インテリア担当さんの打ち合わせでは以下の内容を提案していただき決めた。

 ・フローリング、クロス、ドアのデザイン、浴室等

電気関係は、コンセントの位置、数、LAN配線等、を決めた。

 そして、最終確認を4者立会という、ほぼ1日かけた打ち合わせで決定する。打ち合わせ後も1週間程猶予があり、その間であれば修正(変更)が可能だった。


3.施工(工場)
期間:2012年1月

 工場はラインで動いているので、施工時間はかなり短い。施主が見学できるタイミングは1日のみ。施工日は施主の希望も難しいと思う。(早い段階で希望したら考慮されるのかもしれないが)


4.施工(現場)

期間: 2012年1月~3月

 基礎は概ね2週間程度。

 棟上げは、工場で出来上がったユニットを組み上げる日となる。セキスイハイム九州の場合降水確率40%を施工できるかどうかの目安としているらしい。天気だけはどうしようもならない。

 棟上げが終わったら、家の内部作業、上下水道工事となる。大工仕事やフローリングクロス作業等。基本的に日曜日は作業をしないとのことだったが、忙しい年度末だったせいか、日曜日遅くまで作業をされていた日もあったようだ。


5.エクステリア検討~発注

期間: 2012年1月~ 

 エクステリアは、結局ハイムさんに頼まず専門会社に頼んだ。何度も書いたが、最初から専門会社に相談すべきだったと後悔している。早い段階で家の設計士さん、または現場監督さんと3者で話す機会があればベストだと考える。

 エクステリアは、施工内容にもよるが、100万円以上は確保しておいた方がよさそうだ。


6.インテリア検討~発注

2011年11月~2012年2月

 インテリア(カーテン、照明、エアコン機器、フロアコーティング)は引き渡し一か月くらい前までは自由に変更できるようだ。
 専門のインテリアデザイナーさんがいるが、とても多忙なようで、時間をとってもらうのが結構難しい。
 カーテンに関しては、既製品で満足できるのであれば、カーテンレールはハイムさんにつけてもらった方がよいかもしれない。

7.完成(家)

2012年3月末

 完成見学会の値引きを了承していたら、完成見学会が引き渡し前に実施される。完成見学会の後、ハウスクリーニングははいり、引き渡しとなる。

クロス下地施工の様子

営業Mさんより、クロス施工の様子が送られてきました。家まで遠いのでなかなかいけないから大変助かります。

クロスを施工する前に下地を整えるそうです。なんでも下地は大事なんでしょうね。



トイレはクロスが張られていたそうです。



4日(日)は、夜に実家に立ち寄ったのですが、我が家はまだ作業をさせていました。施主検査、引き渡しが近いので、日曜、夜も作業されているのでしょうね。感謝です。

家作りのリスク(我が家の場合)最後に

家作りのリスクについて、我が家の事を書いてきた。

あまり思い出したくない事だけど、引っ越しに失敗した事を書いた。

「うつ病」は、いまだに偏見があるとおもうが、それでも勇気をもって書いた理由は、「失敗こそ大事な情報」であると考えるからだ。

大事な情報を共有できるからこそのインタネットであり、自分もその恩恵を享受してきた。ギブ&テイクこそが昔ながらのインタネットの文化だと考えている。こんな駄文でも、誰かの役にたてばと思いつつ書いている。

家作りは、庶民の事業としては大きな方だと思う。良い面もあれば、悪い面(リスク)もある。色々と考えて皆さん家作りという事業をなしとげているのだと思う。

私は比較的楽しみながら、家作りという事業を進行させている。「事業」は色々とシガラミがある中で行われることが多いが、家作りに関しては発注側であり、「家族」や「個人」という小さな単位で比較的自由に考え実行する事ができる。

リスクについても、自分でコントロールできる割合が多いと思う。だからこそ、リスクについての情報は共有すべきだと考える。

これから書くことは余計なことだけど、今回の家作りについて、自分が考えたことを再度書いておく。

・費用

家作りにコストをかけるのは馬鹿げている。他にもっとお金を使うことはできるのではないか?

家作りの費用は、業界の中でも比較的高額な「セキスイハイム」の家を建てたからといって無理をしたわけではない。土地は親から相続したものだし、建物もとてもちっちゃな家である。家のグレードもBJというコストパフォーマンスに優れたシリーズを選んでいる。建築する際の費用は高めだが、ランニングコストは安くなる予定だ。外壁はタイルで塗り替え不要だし、屋根はステンレスでメンテナンスは、ほぼない(はず)。平屋にする事により、外周りの改修は足場を組まずとも出来る事は多いはずである。家も狭いので管理しやすい。

私のようなサラリーマンであれば、生涯賃金の上限は決まっている。その中で、何に重点をおくかは個人の考え方だが、私はハード(モノ)ではなく、目に見えないものだった。

子供の教育であり、家族や友人と一緒に過ごす時間(旅行や遊び)だ。目的を果たす道具はすこし贅沢をした面はあった。例えば、ヨットを友人らで共同所有している。傍目から見れば贅沢品かもしれない。でもヨットは建造から30年以上の古いものだし、ランニングコストも所有者で割ればたいしたことはない。費用以上のメリットを感じているからこそ、20年間維持している。そして、ヨットを一緒に維持している友人こそ財産だと感じている。

大きな家を建てると見栄えがよく快適かもしれない。しかし、大きければ建てて維持する費用は高くなる。自分は他に大事な事があるので、見栄も必要ないし、快適な広さもそこそこで満足できる。

・施主と建築会社


施主と施工側は対等な立場で目的(家作り)を達するのが良いと考える。

事業を達成するパートナーを選ぶのが、ホームメーカー選びだと考える。営業さんや設計士さんとのめぐりあわせであり、信頼できる会社も大事な点だ。

対等な立場で信頼関係があれば、お互いの仕事は効率もよいし精度もあがるはずである。

ポジティブシンキングがよい。お互い建設的な意見を重ねていけば、信頼関係もできるし、間違いがあっても解決策を考えることができる。

ネガティブシンキングでも事業を達成させる事はできるかもしれない。しかしできたものはポジティブシンキングで達成できたものと比べることはできるだろうか。

お互いの立場を尊重して気遣いも大事だ。「俺は発注側だ」という態度は損なだけだと思うのは私だけだろうか?