2025年4月4日~5日トレボ釣行(天草沖)

昨年冬にようやく納品された、ハンターボートカヤックの艤装もある程度終わり、進水式をしなければならない。
3月は天候も悪く、4月にようやく安定しだしたと思えば寒気がはいり天候が読めない。予報も猫の目のようにコロコロ変わる。
4/4-5で予定していたが、予報がイマイチになったので、きくっちゃんにお願いしてハンマーヘッドに便乗させていただくことにした。
4日
6時30分頃出航。朝日に柏手をうち安全航行と大漁を祈願する。

いつもの近場のポイントはベイトがいるものの、ノーフィッシュ。
水温が15度位で、魚にも厳しい環境なのかもしれない。
沖合のポイントに移動。ベイトは時々反応するものの、アタリは少ない。
タコベイトジグヘッド主体で探るがダメ。
インチク、ジグもダメ。
タイラバ(ビンビンスイッチ)で探るとようやく良型のオオモンハタ。針が小さいのでヒヤヒヤした。
今年最初の牛深の魚が良型のオオモンハタだったので、かなり嬉しかった。

沖のポイントを見切り、次のポイントへ。
ベイトが少な目なので、タコベイトジグヘッドで底中心に狙うと、再び良型オオモンハタ。
水面ちかくまでよく引いて楽しかった。
次は大きく西に移動。
ベイトが多いようで、期待がもてる。中層に魚が浮いているので、青物か乗っ込みの真鯛か?
タコベイトジグヘッドで当たらないのでインチクに変更すると、すぐに答えがでた。まぁまぁの真鯛。
真鯛を釣りたかったのでとても嬉しい一匹でした。

その後、すぐにきくっちゃんに良いアタリ。ジグに食ったらしい。
良型真鯛だろうとファイト開始。海面近くまで抵抗して上がってきたのは、なんと良型のスジアラ。

私が牛深に通っている理由は、釣りをする環境が素晴らしいのもあるが、良型のカンパチやスジアラ、オオモンハタがスモールボートでも狙える点もある。良型のカンパチやオオモンハタは釣ったが、スジアラだけは未達成。夢が近づいた気がする。
スジアラを狙いに甑島に渡ることも検討したが、釣行日程が長くなるのと天候によるリスクがありハードルが高い。
牛深でもたまに釣れるなら、このまま牛深で狙うのもありだと思った。
「スジアラ、スジアラ」と念じながら、ジグヘッドタコベイトやインチクで中層まで探り続ける。中型のタイを追加した後、インチクに良いあたり。
あきらかに青物の引き。カンパチであってくれと祈りながらファイト開始すると、メインラン切れでバラシ。(とほほ)PEラインに傷が入っていたのだろう。PE1.5号を使っているので、傷のリスクは大きい。
今回の目標であった鯛やオオモンハタを釣ってよい気持ちになっていたのが、一気に奈落の底。まるでトランプ大統領の一方的な関税による株価の下落。
気をとりなおし、インチクやタコベイトジグヘッドで魚を狙う。きくっちゃんが良型真鯛を追加した後、私に再び良いアタリ。
中層で止めたタコベイトジグヘッドに良型青物が食ってきた。
タコベイトジグヘッドは、ヘッドの形状でダートアクションからスパイラルフォール、色々な速度のただ巻き、停止時は水平に漂って魚を誘う、青物~根魚まで狙える万能ルアー。昨年から自作して使っているが、今では主力となった。
細ラインにSLJのマルチロッドなので、かなり時間がかかったが、上がってきたのは、短く丸い理想体型のブリ。

カンパチかと思ったが、ブリだったので、普段であればがっかりするところだが、この素晴らしいプロポーションのブリならカンパチより良い。
ブリが釣れたあと、海が荒れて撤収、沖上がり。
温泉センタの露天風呂で花見をしながら湯を楽しんだ。
食事に行く道も桜が満開。
釣り仲間の町中華のお店できくっちゃんと反省会&祝勝会をしたあと、明るいうちに車中泊でぐっすり。
5日
風予報が良くないので、午前中イカ釣りメインで出航。
すぐ近くのポイントではイカのおさわりすらない。
沖のポイントに潮を被りながらいく。
すぐに良型のミズイカがヒットしてくれたが後が続かず。ボラの群れをナブラと勘違いしてキャスティングも試してみるがダメ。
南からの波風が酷くなったので、内湾側へ移動。ベタ凪。
まずはイカを狙ってみるが、きっくっちゃんが中型のミズイカを釣ったのみ。私にはアタリすらない。
荒れる前に沖で魚を狙いましょうと湾口に移動。インチクやタイラバで魚を狙うが、きくっちゃんにキジハタや小さな鯛があたるのみ。
私は沈黙....。
最期にイカを狙ったが大荒れととなりストップフィッシング。
スジアラの半身を分けていただき、ブリの半身と交換。おかげさまでスジアラを食べることができる。
ずいぶん昔にスジアラを食べたことはあったが、釣ってすぐ食べたので味はイマイチだった。
今回は冷蔵庫で少し寝かして食べることができる。
ブリ、タイ、ミズイカ、スジアラの4点盛り。ブリは上品な脂がのっており、美味しいのだけど、年寄には厳しい。
ミズイカは耳を刺身にしたら絶品。タイも美味しいのだけど、他がおいしすぎてかすんでしまう。

スジアラは醤油で食べるとせっかくのうま味と上品な甘さが引き出せないので、オリーブオイルとヒマラヤ岩塩で食べてみた。
これが絶品。
