セキスイハイムBJ平屋建築日誌

子育て世代住宅に是非濡れ縁を

新居に住みだしてから、濡縁の良さを、改めて見直した。

前にも書いたが、濡れ縁は、色々なシーンで活躍している。

・洗濯モノ干し
・遊具干し
・保存食干し
・野外での調理
・庭仕事中のちょっとした休憩
・通販で買った物の開梱場所
・子供の遊び場

まだ引っ越しして間もないので、近所の知人は少なく、お縁で雑談みたいなことはしていないが、これから年を重ねるにつれて、そんな機会も増えてくるかもしれない。

最近、濡れ縁を一番使っているのが、小6の次男。

近所の小学校に転入して、持ち前の明るさもあり、すぐに友達が出来た。その友達がいつも家に遊びにきてくれる。濡縁は、その子らの遊び場になっている。

濡れ縁は、風通しがよく、遮光シートで日陰ができるようになっている。子供らはそこでカードゲームをしたり、何かモノを拾ってきて工作している。

子供らも猫と一緒で快適な場所が本能的に分かっているのか、濡れ縁は子供らに占拠された感もある(^^;

自分らが子供の頃は、友達の家にあがりこんで遊ぶ事は日常茶飯事だった。昔の家は開放的で、勝手口や縁からあがりこんでも怒られることはなかった。

しかし最近は、そんな開放的な家も少なく、我が家もそうだが「人の家に上がりこんで遊ばないで」と子供に話をしている。その結果だろう、ショッピングセンター等でカードゲームをしている光景をよく見かける。

人それぞれ考え方はあるだろうが、私はショッピングセンターでカードや携帯ゲーム機で遊んでいる子らをみて、いつも残念に思っていた。だから、自分の子には、厳しく「行くな」と規制をしていた。それで友人らは私の子を置いて遊びにいくこともよくあったらしい。家に1人で帰ってきて、「どうしたとや?」と聞いたら、友達がショッピングセンターに行ったので帰ってきたということもよくあった。それは今の家に引っ越す前の話だけれども。

今住んでいる所の小学生は、カードゲーム、携帯ゲーム機は必須のアイテムらしい。我が家に遊びに来る子も殆どカードと携帯ゲーム機を持ってくる。そして濡れ縁で、それらを使って遊んでいるようだ。しかし、遊びはそれだけではない。縁で工作をしたり、弓や釣り竿を作って近所に遊びにいくこともあるようだ。おかげで竹等ゴミがたまっているが(^^;

我が家の次男は携帯ゲーム機を持っていない。目が悪くなるので持たせていないのだが、子供らはそれを配慮してくれて、じゃ次はカードゲーム、他に何して遊ぼう?みたいに自由な空間で遊びを膨らませているようだ。

そして、なにより大人の目が届く範囲であるのが良い。近所の人も「**くんとその友達」という目で見てくれるし、嫁さんも家から時々濡れ縁を見ることができる。

先日、PTAの会合の際、いつも遊びに来る子の親から「家に遊びに行ってご迷惑をおかけします」と言われたらしい。いえいえ、濡れ縁で遊んでいるのでちっとも迷惑じゃないですよ。と言うと相手も安心されたとか。

現代の住宅は、濡れ縁の施工例が少ないのかもしれない。ウッドデッキを施工してある所はよく見かけるが、広めの庭での施工例が多いように感じる。ちなみに「セキスイハイム」「濡れ縁」で検索すると、このWebSiteがトップにくる。それが少ないと思える根拠でもある。

ちょっとお金はかかるけど、建築面積にも影響されない、狭い庭でも設置が簡単な濡れ縁はとても便利ですよ。