残して欲しい川辺川

雨も無く渋い事は分かっていたが、あまりの蒸し暑さに避暑がてらと川辺川にいってきました。

前日考えた作戦では、朝マヅメは一発狙いで本流に入る。日が上がるにつれて支流に入り小さめのヤマメと遊ぶ。ゆっくりとコーヒーを飲んだ後、冷たい湧き水で体を拭き、ウェダーと靴を洗って帰宅。

しかし、いきなりスタートからつまづいた。起床後、自宅から20Kmほど走った時点で忘れ物に 気づき自宅に戻る。すでに5時なので、とてもじゃないが朝マヅメ本流は間に合わない。この悪条件では、朝マヅメ以外に釣果は望めそうもない。考えた末に、K君から教えてもらった近場の支流ポイントに入る事にした。

ひんやりとした空気の中川に入る。小さめのスピナーをポイントにキャストしながら川を遡上していく。時折小さめのヤマメが反応するが、かなり渋い。水に手をいれてみる。水温も若干高めのようだ。初めてはいる川なので勝手がわからないのもあるが、あまりにも反応がない。

かなり明るくなった時にやっとの事で小型ヤマメがヒット。その後、小型ながらヤマメがじゃれつくのが確認できるようになった。堰堤のポイントでやっとキープサイズ1匹ヒット。かなりうれしい。その後は小型がヒット&じゃれつく程度。川をあがって川辺川に向かうことにした。

フライ師匠に教えてもらった川辺川支流に入ることにした。途中で鹿3匹と遭遇。オスは家族を守る為か、メスと子2匹と別の方向に逃げる。しばらく車道を走った後、藪に飛び込んだ。ポイントに到着し川に入ると人の踏み跡ばかりで魚の追いもすくない。結局1ヒットもなく移動。途中で釣り人と思われる車とすれ違う。行き先は私が釣った場所しかないのでかわいそうにと思う。

次は前回入った支流に向かう。そこでK君のバイクを発見。うろうろしていたら遭遇するかもと思いつつ下流域をみて回るが川に入る所がみつからず。いつのまにか川辺川本流の超有名ポイントにたどり着いた。幸いか不幸か先行者がいそうもないので川に入る事にした。

私はこんな本流の有名ポイントに入る場合は釣り下がる事にしている。釣りあがるよりも場荒れが比較的少ないという判断からだ。ただ、ポイントに近づくのが難しく釣りあがるよりかなり体力を使う。釣り下っていたら、浅瀬でライズしているヤマメを発見。小さいスピナーをキャストするとヒット!キープサイズなので大事に魚篭にしまう。一息ついていると、キツツキが木を叩く音がこだましている。名も知らない鳥が水面ぎりぎりに飛んで回る。川の流れの音と鳥の声しかしない。幸せなひと時を川と森から分けてもらう。これぞ渓流釣りの楽しみだ。その後小型がじゃれ付く程度で川を再びさかのぼり移動する事にした。

次はちょっと下流に移動、支流に入る。かなり気温もあがり汗だくになりながら川を遡上しルアーをキャストしつづける。時折20cm程度のヤマメも見えるが、活性が低くルアーにバイトしてくれない。結局1度のヒットも無く移動する事にした。

昼になったので待望のランチ&コーヒータイム。木陰で椅子に座りコーヒーを飲みながらパンをかじる。木陰はとても涼しく、熱いコーヒーはとても美味しい。8月一杯はうるさい子供の相手をしていた。やっと一人でコーヒーを飲む幸せな時間を過ごすことができた。

コーヒー.JPG

最後に本流に入ってみる事にした。小さめの魚が追う程度で、ウグイくんが少々。夕まづめも釣りたかったが流石に釣り二日目、早めに帰る事にした。

途中、五木小学校付近で車を止めた。川を覗くと鮎釣りの人がいた。五木小学校はとり壊されていて跡形もない。校舎を風から護っていた木々もない。地元の人達は苦渋の判断で立ち退きをし、新しい住宅地へ移動されたのであろう。

五木小学校跡.JPG

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添付ファイル: fileコーヒー.JPG 444件 [詳細] file五木小学校跡.JPG 424件 [詳細]

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Last-modified: 2021-04-23 (金) 15:33:02 (1123d)