黒マグロは? †前置き(前日) †仕事中、横田船長から電話をいただいた。「ナブラすごいですよ。ヒラスも状況よいです」という言葉に誘われて、再び休暇を申請する釣りバカであった。(つける薬がありません) 週末にカンパチ釣りで同行するSさんに、「会社サボっていってきまーす」というメールを送ったら、「私もいきます」という返事。釣りバカが一人ではないのに安心する(笑) 自宅でタックルを準備していると、嫁さんから「最近よくいくねー。私が同じように遊びにいったらどんな気持ちがする?」という厳しいお言葉。平日釣行は比較的気持ちよく送り出してくれる嫁さんだが、週末のカンパチ釣りもあることだし、このまま野放しにしておくと大変な事になるかもしれないと考えたのか?しかしそんな事くらいでメゲないのが釣りバカたるゆえんである。誰か嫁さんに釣りバカに効く薬を売れば高くかってくれるかも。 釣行当日 †朝8時過ぎ船に集合、さっそく7里へ向かう。今日もベタ凪だ。マグロのナブラがたくさん出る事を想像しながら7里へ向かう。ベタ凪の7里でジギング開始。ベイトが底に張り付いているようで、タナの指示は底ばかりだ。それでも黒マグロが頭にちらついている私は、中層以上までシャクリあげてくる。前触れもなくナブラが発生し、さっそくキャスティングゲーム開始。しかし空振り。黙々とジギングを開始する。 やっと私に当たりがあり、ファイト開始。しかし引かないわりには、巻き上げが重い。恐らくスレだろうということで慎重に巻き上げなんとかタモにおさまった。1Kg強のヒラゴだった。とりあえず、一匹つれたということで、船中活気づくが後が続かず、釣れない時間帯に突入した。 ジグを変えても、シャクリを変えても魚は口を使ってくれない。しかし、ジグを投入ししゃくらない事には魚は釣れない。そう自分に言い聞かせ灼熱の太陽の中しゃくりつづける。ナブラが出ないものかと水平線ちかくを観察するが、鳥も静かなものだ。船中私が釣ったヒラゴ1匹、スレでかかったメジナ1匹、餌釣りで釣ったカサゴ少々という状況が続いていく。 夕刻が近づき、そろそろ良い時間帯に突入しそうだ。しかし疲れからか、ラインシステムのチェックもせずにジギングを続けていた。私に良いあたり。やっとドラグを出す魚がかかった。船長も嬉しそうに声をかけてくれる。走り方、首の振り方から5Kg以上のヒラスに間違いはないようだ。しかし、痛恨のラインブレイク。リーダとルアーの連結部分近くが切れていた。多分根かかりの際にキズが入っていたのであろう。厳しい状況の中、バラすとは、船長や同船者に申し訳ない気持ちで一杯となる。 その後、Sさんに待望の当たり。久しぶりのジギングで、楽しそうにファイトをしている。あがってきたのは4Kgくらいのヒラス。久しぶりのヒラスだったそうで、とても嬉しそう。 風がでてきて、船が流されはじめる。7里はスパンカが使えず、風が吹くと極端に釣りにくくなる。それでも粘り強くジギングをするがとうとう最後まで竿がまがる事がなかった。ナブラも2つほど出たが、ルアーに見向きもしてくれず、本日の釣行は終わった。
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