マグロはやっぱり面白い

3月4月は仕事が忙しく、出張も重なり、釣行が出来なかった。なんとか鹿児島の福寿丸には乗れたが 釣果は芳しくなく、久しぶりに釣れる釣りでもいくかと情報収集をしていた。

釣れないストレスを発散するには、佐賀関にアジ釣りにいくのが一番だ。マシンのように釣りをしてクーラーを満杯にする。そのクーラーを見ながらにやける事でストレスを発散できる(笑)しかし、30日に行った人の話によると本調子でないようだ。

7里方面ジギング情報では、ドバヤンがデカイヒラスを釣ったが、船中数匹争奪戦だったようで、厳しい事が予想される。しかしヨコワ(黒マグロの幼魚)が入ってきているようで、これもまた捨てがたい。

そんなことを考えながらGWに突入した。GWは例年家族サービス強化週間で、釣りという言葉を発するだけで家族からブーイングがでる状況だ。それも結婚1年目の記念日をすっかり忘れて釣行を計画したことからはじまっている。おそらく一生ついてまわる事だろう(爆)

5月2日雨の為本渡のキャンプ場を撤収し帰宅していたら、オクトパス横田船長より「明日は時化で中止 ですからー」と電話が入った。予約した覚えがないので、違う入江さんじゃないですか?と話をしながら、週末土曜日の予約状況を聞いたら、なんとまだ空きがあるとのこと。迷わず予約を入れた。

状況が気になって、船長にちょくちょく電話をいれる。金曜日にキラージグの吉良さんがオクトパスにのっていたようだ。釣れたのが吉良さんだけで7Kg前後のヒラスが2本のみだったらしい。予想通り厳しい状況のようだ。厳しい釣りを覚悟しながらオクトパスに乗船し7里に向かった。

オクトパスの船室は広くて快適だ。多分瀬渡しをしていた船長の心遣いであろう。体力の限りジギングをする私にとってとてもよい事である(爆)。その船室の中で、私がカマ工房のサンメマグナムライトをセットしていた事から、サンメジグの話で盛り上がる。先日もトカラで40Kオーバのカンパチがあがったが、それもサンメジグである。九州メジャーデビューが近いのかも。鎌田さん生産頑張ってねー。

濃霧の7里に到着、さっそくジギング開始。海はベタ凪、静かな時を刻んでいく(爆)。予想通り厳しい一日の始まりだ。それにもめげず、粘り強くジグをしゃくる。メタリックサーディン、ツルジグ、サンメ、アスナロ等ジグを交換し口を使わない魚を誘うが、なかなか魚は反応してくれない。魚探の反応がよくてこの状況はストレスがたまる。

小さめのヒラスやヤズが船尾の人に釣れた。しかし後が続かず静寂と倦怠感が船を覆う。6Kgくらいのヒラスがつれたあと、人間の活性があがるが、それでも後が続かず。私もようやく4Kgのヒラスがかかりお土産確保で安心した。

あまりにも当たりが少ないことから、最終兵器?サンメマグナムライトを中心にジギングをする。それでも当たりはなく、時間が過ぎていく。サンメマグナムライトは大きなシルエットで軽く作ってある。大型のアジ等を捕食するヒラス等には有効なジグだ。しかし今回の7里のベイトは小さめの鰯やサンマ、イカのようで、さすがのサンメも効果がないようだ。

マグロの跳ねが見えたのでメタリックサーディンにチェンジし上層を中心にジギングする。メタリックサーディンはスピーディなジギングからスローなジギングまでカバーできる万能ジグだ。最近のロング中央重心ジグの流行に反抗すべく(笑)多用している。これまでも、黒マグロ、キハダマグロをはじめヒラスやブリと実績を残してきた。残念ながらこのジグは店頭に並んでいる事もすくなく、入手困難になっている。私は田舎の方の小さな釣具屋等で見つける度に買いだめしてきた。

そのメタリックサーディンにマグロが襲いかかった。ガツンという当たりからフルドラグに設定したフィッシングサファリからラインが出て行く。しかしすぐとまったのであまり大きくないようだ。ドラグを少し緩め慎重にファイトする。一度のタモいれ失敗のあと、2度目のランが始まったが、すぐに止まって円をかきながらゆっくりとあがってきた。円をかきながらあがってくる様はマグロ特有のもので、いつ見てもワクワクする情景だ。2度目のタモ入れは成功し、あがってきたマグロは胴が短く丸々としている。おそらく15Kg程度だろうと船の秤ではかったら17Kg程度であった。とりあえず5年ぶりの黒マグロとの再会でうれしさがこみ上げる。

yokowa17ks.JPG

その後、マグロの活性があがったのが、いたるところでマグロのナブラが発生しだした。皆でキャスティングするがまったく見向きもしてくれない。私は棚ボタ狙いで後ろの方でジグを沈めジギングをするが当たり無し。STOPフィッシングとなった。

黒マグロ17Kg1匹
ヒラス4Kg1匹

マグロは魚屋の義父にさばいてもらった。この時期のマグロは脂のノリがよくないが、この個体は全身に脂が周っており、背側も中トロ状態であった。今日からの夕食が楽しみである。

9日17時:味見をしてみた。背側の尻尾近辺でも良質の脂が適度にのっている。うますぎる。。。

9日20時:手巻き寿司にした。感動で気絶しそうなくらい旨い。。。

11日: マグロ切り身をお裾分けしたら、自然薯をもらった。 毎年秋にいただいていたものと同じものだ。 この自然薯は畑のものだが、スーパーで売っているなんちゃら芋に くらべると格段に旨い。自然薯は土に埋めておくと、日持ちがする。 恐らく昨年秋より土に埋めてあったものだろう。

そういえば、前もキハダマグロをおすそ分けしたら時期はずれの山芋を いただいた。そのときもずいぶんと嬉しかった事を思い出した。 ベストマッチの物々交換は妙に感動してしまう(^^)

マグロをヅケにし、自然薯をすってトロロにし、ねぎをたっぷりかけて、 山カケマグロ丼にした。 きめ細かな山芋トロロと脂たっぷりのマグロが妙に調和してめちゃくちゃ 旨かった。。。

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Last-modified: 2021-04-23 (金) 15:33:02 (1123d)