ナブラはむつかしい †人間は欲なものだ。大きな魚がつれたら、またそれ以上の魚が釣りたいと考える。私も例外ではなく、再び会社をサボり(笑)、オクトパスさんの船の上にいた。 今回は、会社の同期であり同じ釣りクラブの仲間でもある、磯哲クンを誘ってみた。前回、大トロで十分美味しい目にあった磯哲クンが誘いを断る理由もなく、忙しい仕事の中、博打と分かっている7里が曽根釣行を決めたのであった。 ベタ凪の中、壱岐沖の船団の中で肩慣らしをするが、当たりがなく、魚探の反応も悪いようだ。横田船長はすぐに見切りをつけて、本命ポイントの7里へ向かう。 7里はいつものように漁師が集結しマグロを狙っている。船団から離れた場所でジギング開始。早々に中層で当たりがあり、心臓をバクバク言わせながらあわせをいれるが、あっさりとあがってきたのは4Kg程度のヤズ。今日も良い日になりそうと思ったのが甘かった。 魚探の反応は抜群によく、時折鳥山が出来る。一見状況がよさそうな7里が曽根だが、釣行前に予想した通り、魚が口を使わず、しゃくれど、キャスティングすれど見向きもしてくれない。午後になると、表層付近の活性があがり、魚が盛んにボイルするが、ルアーだけは食ってくれない。やはり、リアルベイト、生きたルアーじゃないと駄目なのか。(苦笑) ボイルに振り回された後、ラストチャンスでジギングをするが、ミヨシの人にヒラス4Kg程度が一本きただけで終了!とりあえず今回も坊主は逃れたものの、魚を目の前にストレスがたまった一日であった。
ヤズはスポーニング直前でありながら、比較的肥えていて、刺身、アラダキともに、とても美味しかった。前回のマグロ、ヒラスといい、今回のヤズといい、脂のノリは抜群であった。これは7里のベイトの状態がとても良い証拠と推測する。 またオクトパス横田船長とサポートの人が適切に魚を処理(〆)してくれるのも嬉しい限りだ。
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